ノルアドレナリンは危険を感じると、心身を臨戦態勢に整えてくれます。人間が生き延びるために働くのがノルアドレナリンです。
生命の危機に瀕した時、寝ぼけていては生存することはできません。
ストレスを感じてノルアドレナリンが分泌されると、体中に血液が巡り、脳が一気に覚醒します。
ノルアドレナリンが分泌されてストレスに体が反応する一方で、ストレスが脅威ではないことを学習・認識すると、そのストレスに対して順応するようになります。
ストレス耐性がつくと、我慢強く、精神が安定してするようになります。
逆に、様々な過剰なストレス(職場、学校、家庭)が続くと必要な分のノルアドレナリンが分泌されず不足して、やる気がでない状態、つまり「抑うつ」状態になります。
知らず知らずに涙が流れたり、些細なことで落ち込んだり、物事に対して恐怖心を強く持つようになります。
ストレス耐性が下がり、パニックを起こしたり、普段は気にならない周りの物音や臭いなど、小さなことが気になって仕方なくなったり、消極的でネガティブな感情(恐怖感、自殺観念、強迫観念、不安感など)を引き起こす原因にもなり、無気力、無関心、集中力、判断力の低下、頭が重くなり、ボーっとして学力の低下、仕事の成果が悪くなります。
交感神経が働きにくくなるため、覚醒されず昼間に眠くなったり、朝起きられない、夜眠れない等の起立性調節障害を引き起こします(思春期の子供に多い)。
逆にノルアドレナリンが過剰に分泌された時は、脳が異常興奮し「怒り」を生みます。
ノルアドレナリンが別名で「怒りのホルモン」とも呼ばれていて、ノルアドレナリンの過剰な分泌は、交感神経を強く刺激して感情が暴走し、すぐにイライラして怒りっぽくなったり、キレたり、落ち着きがなくなり、攻撃性や恐怖感を増し、躁状態、ハイテンションな状態に陥ります。
ノルアドレナリンは、減りすぎると意欲を失い、クヨクヨしやすいなどネガティブな影響があります。
逆に過剰に分泌されすぎると興奮して怒りっぽくなったり、イライラしやすくなったり、感情的になりすぎることなどがあります。
ノルアドレナリンが正常に分泌されることでもたらされる好影響として、判断力、注意力、集中力などのアップ、記憶力や学習能力のアップ、ストレスへの順応とストレス耐性のアップ、抗うつ作用、性格の安定化、などの効果が見込めます。
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