ドーパミンは「喜び」「快楽」を感じる時に分泌されます。
脳を興奮させる神経伝達物質です。
「試合に勝つ」「テストに合格する」「この山を登る」等の目標を掲げ数々の試練に立ち向かい、努力して乗り越えようとするときのドーパミンは目標を達成する力になり、更に目標を達成した時のドーパミン分泌は喜びや満足感を高揚させ、精神は快楽を最大限に感じます。
ドーパミンは意欲、やる気、集中力、生産性を上げる
ポジティブな精神状態を作り出す、食欲、性欲など生命に関わる原始欲求を導くなど正常に分泌されている時は良いのですが過剰に分泌されるといわゆる「依存」状態になります。
脳は依存性が高い行為(タバコや酒、薬物、ギャンブル、スマホ、ゲーム、買い物など)をすると、過剰にドーパミンを分泌させる為、その物事への執着が強くなり、いわゆる「依存」状態になります。
辞めたくても辞められない依存症の原因はドーパミンの過剰分泌が関わっています。ドーパミンの分泌は快感を伴うため、一度その快感を覚えると、断ち切ることが難しくなってしまいます。
ドーパミンが過剰に分泌されると、脳が異常に興奮して、思考機能が過剰に働き、見えないものが見えたり、聞こえない声が聞こえたりといった、幻覚や妄想の症状を伴う統合失調症を発症する原因のひとつと考えられています。
強迫性障害といった精神疾患を引き起こす原因もドーパミンの過剰分泌であると考えられています。
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